価格と在庫は各販売店が設定し、変更される場合があります。販売店のサイトで第三者検査を必ず確認してください。
- セランク(Selank)はトゥフトシン由来の合成ヘプタペプチドで、分子式はC₃₃H₅₇N₁₁O₉、分子量は約751.90 g/molです。あくまで研究用化合物であり、ヒトへの使用は承認されていません。
- 購入判断で最も重要なのはHPLC純度(一般に98%以上が目安)とロットごとの分析証明書(CoA)の有無です。ロット番号と一致するCoAを提示できない業者は避けるべきです。
- 凍結乾燥(フリーズドライ)バイアルが標準的な提供形態で、再構成前は安定性が高く、輸送や保管の面で有利です。
- アフィリエイト提携している実在の供給業者として、世界配送(EU含む)に対応するSwissChemsと、米国内配送のAminoClubがあります。
- セランクとセマックスは異なるペプチドで用途も研究文脈も異なります。詳しくは内部リンクの比較記事を参照してください。
セランクとは何か、なぜ研究で注目されるのか?
セランク(Selank)は、内因性免疫調節ペプチドであるトゥフトシン(tuftsin)を基に、ロシア医学アカデミーの分子遺伝学研究所で設計された合成ヘプタペプチドです。アミノ酸配列はThr-Lys-Pro-Arg-Pro-Gly-Pro(TKPRPGP)で、7つのアミノ酸からなります。トゥフトシンのC末端側に安定化のためのPro-Gly-Proが付加されており、天然ペプチドよりも生体内での分解に対する耐性が高い点が特徴です。
分子レベルの基本情報として、セランクの分子式はC₃₃H₅₇N₁₁O₉、分子量はおよそ751.90 g/molです。ペプチドとタンパク質の境界の考え方については、基礎知識としてペプチドとは何かを参照すると、なぜ短鎖ペプチドが特有の薬物動態を示すのか理解しやすくなります。
研究文脈では、セランクはGABA作動性神経伝達やモノアミン系、そしてBDNF(脳由来神経栄養因子)の発現に関連して調べられてきました。前臨床研究および一部の探索的臨床研究では、不安関連の行動指標や神経可塑性に関わる遺伝子発現への影響が報告されています。ただし、これらの知見の大半は動物モデルや小規模研究に基づくものであり、確立した治療効果として解釈すべきではありません。
本記事は、こうした研究用化合物としてのセランクをどこで、どのような基準で購入するかに焦点を当てた実務ガイドです。効能や用量に関する助言は行いません。あくまで品質、供給業者の信頼性、配送、保管といった調達側の観点を扱います。医療目的での使用を検討する場合は、必ず医療専門家に相談してください。
購入前に確認すべき品質基準とは?
研究用ペプチドの品質は供給業者やロットによって大きく異なります。セランクを購入する際に最初に確認すべきはHPLC純度です。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は不純物や欠損配列ペプチドの割合を定量する標準的手法であり、研究用グレードでは一般に98%以上の純度が一つの目安とされます。純度が低いロットは、目的以外の副生成物を含む可能性が高くなります。
次に重要なのがロットごとの分析証明書(CoA、Certificate of Analysis)です。信頼できる業者は、製品ページやリクエストに応じて、バイアルのロット番号と一致するCoAを提示します。CoAにはHPLCクロマトグラム、質量分析(MS)による分子量確認、外観、含量などが記載されているのが一般的です。汎用的な「見本」CoAしか出さず、購入したロット番号と紐づかない場合は注意が必要です。
質量分析による分子量の確認も見落とせません。セランクの理論分子量である約751.90 g/mol(分子式C₃₃H₅₇N₁₁O₉)とMS結果が整合しているかは、正しい配列が合成されているかの直接的な裏付けになります。理論値と大きく乖離している場合、配列違いや修飾の混入が疑われます。
提供形態も品質判断の一部です。セランクは通常、凍結乾燥(フリーズドライ)された白色粉末としてバイアルで供給されます。凍結乾燥品は水分を除去してあるため、再構成前の安定性が高く、輸送・保管に有利です。表示ラベルに含量(例:5mg)、ロット番号、純度が明記され、バイアルが適切に封緘されているかを確認しましょう。ペプチド用語集で「凍結乾燥」「再構成」「CoA」などの用語を押さえておくと、製品ページの読み解きが容易になります。
信頼できる供給業者をどう見分けるか?
信頼できる供給業者にはいくつかの共通した特徴があります。第一に透明性です。第三者試験を含むCoAを公開し、ロット番号での照会に応じ、純度データを隠さない業者は信頼性が高い傾向にあります。逆に、純度を明示しない、試験データの提示を渋る業者は避けるのが賢明です。
第二に製品表示の明確さです。研究用途であることを明記し(「research use only」など)、ヒトへの使用を推奨する誇大な表現を用いていないかを確認します。ブランドとしても当サイトは効能を断定する表現や医療的助言を避けており、供給業者選びでも同じ姿勢を推奨します。
第三に運用面の実態です。明確な返品・再送ポリシー、追跡可能な配送、実在するカスタマーサポート、決済の安全性(HTTPS、正規の決済処理)といった要素は、事業としての継続性を示します。極端に安価な価格や、支払い方法が不透明な業者には慎重になるべきです。
第四に配送とコンプライアンスです。研究用ペプチドの法的位置づけは国や地域によって異なるため、配送先の規制を明示し、対応地域を正確に示している業者が望まれます。当サイトがアフィリエイトとして紹介するのは、こうした基準を満たす実在の業者に限っています。関係の透明性についてはアフィリエイト開示をご覧ください。
どこでセランクを購入できるか?
研究目的でセランクを調達する場合、当サイトがアフィリエイト提携している実在の供給業者は主に2社です。配送地域と対応製品が異なるため、所在地に応じて選ぶことになります。
SwissChems(世界配送、EU含む)は、米国を含む世界各地へ配送する業者で、幅広い研究用ペプチドを扱っています。セランクについては、5mgバイアル1本が25.95 USD、まとめ買い向けの5mg KIT(10バイアル)が259.50 USDで提供されています。単価を抑えたい継続的な研究では、KIT形態が選択肢になります。製品ページでHPLC純度とCoAを確認したうえで注文するとよいでしょう。
AminoClub(米国内配送)は、米国居住者向けに限られたラインアップを扱う業者で、GHK-Cu、NAD+、グルタチオン、DSIP、セランク、セマックスを取り扱っています。セランクの価格は31.99 USDです。米国内での配送スピードを重視する場合に適しています。
いずれの業者を選ぶ場合も、購入前に必ず対象ロットのCoAと純度表示を確認してください。価格は変動するため、本記事に記載した数値は参考であり、実際の注文時には各供給業者のサイトで最新価格を確認することを推奨します。購入意図がある場合は当サイトのショップページも合わせて参照できます。
なお、AminoClubが扱うのは上記6種のペプチドに限られます。セランク以外の化合物を同時に探している場合は、対応業者が異なる点に留意してください。
配送地域と価格はどう比較すればよいか?
供給業者の選択では、価格だけでなく配送地域が実質的な決め手になります。所在地に配送できない業者は、いくら単価が安くても選択肢になりません。以下は当サイト提携業者のセランクに関する概要です。
| 供給業者 | 配送地域 | 提供形態 | 価格(参考) |
|---|---|---|---|
| SwissChems | 世界配送(EU・米国含む) | 5mgバイアル1本 | 25.95 USD |
| SwissChems | 世界配送(EU・米国含む) | 5mg KIT(10バイアル) | 259.50 USD |
| AminoClub | 米国内のみ | セランクバイアル | 31.99 USD |
単価だけを見ると、SwissChemsの5mgバイアル1本(25.95 USD)が最も低く、KITでの10本まとめ買い(259.50 USD)は1本あたりの実質単価をさらに抑えられます。継続的に同一ロットで研究を進めたい場合、ロット一貫性の観点からもKITは合理的です。
一方、米国内に所在し、配送の速さや国内発送を重視するなら、AminoClub(31.99 USD)が現実的な選択肢になります。EU圏の研究者は、世界配送に対応するSwissChemsが主な入手経路となります。
価格は日々変動し得るため、上記はあくまで参照値です。注文確定前には、必ず各供給業者のサイトで現在の価格、送料、対象ロットのCoAを確認してください。関税や輸入規制が発生し得る国際配送では、総コストが単価以上になる場合がある点も考慮に入れましょう。
セランクの正しい保管方法は?
研究用ペプチドは適切に保管しないと分解が進み、純度と一貫性が損なわれます。まず再構成前の凍結乾燥バイアルは、乾燥した状態を保てば比較的安定です。一般的な取り扱いとしては、直射日光と高温多湿を避け、冷暗所または冷蔵での保管が推奨されます。長期保管では冷凍庫を用いることが多いですが、供給業者のラベルやCoAに記載された保管条件に従うのが原則です。
再構成後は状況が変わります。溶液化したペプチドは固体状態よりも安定性が下がるため、通常は冷蔵で保管し、比較的短期間で使い切ることが前提になります。凍結と融解を繰り返すと分解や活性低下を招くおそれがあるため、繰り返しの凍結融解は避けるのが一般的な指針です。
光と酸素も劣化要因です。遮光性のあるバイアルや保管容器を用い、開封・分注の回数を最小限にすることで、酸化や汚染のリスクを下げられます。取り扱いは清潔な環境で行い、器具や溶媒の無菌性にも配慮します。
これらは一般的な保管の考え方であり、用量や投与に関する指示ではありません。実務的な管理(ロット、再構成日、保管温度の記録)には、当サイトのペプチドラボにある再構成計算ツールや管理ツールを補助的に活用できます。保管条件の詳細は、購入した供給業者の指示を最優先してください。
セランクとセマックスはどう違うのか?
セランクとしばしば並べて語られるのがセマックス(Semax)です。どちらもロシアで開発された研究用ペプチドで、神経系に関連する文脈で調べられてきましたが、由来も配列も異なる別個の化合物です。セランクがトゥフトシン由来のヘプタペプチドであるのに対し、セマックスは副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)フラグメントに由来するペプチドです。
研究上の関心の方向性も異なります。セランクはGABA作動性伝達や不安関連の行動指標との関連で調べられることが多く、セマックスはBDNFや認知・神経保護に関わる研究文脈で言及される傾向があります。ただし、いずれも確立した治療効果を示すものではなく、大半の知見は前臨床または探索的段階にあります。
調達の観点では、当サイト提携業者のうちAminoClubがセランクとセマックスの両方を扱っており、SwissChemsも両ペプチドを提供しています。研究デザイン上どちらを選ぶかは目的次第であり、価格や配送地域だけでなく、扱うテーマとの整合で判断すべきです。
両者の違いをより詳しく整理した比較は、セランク vs セマックスの記事にまとめています。どちらの化合物が自分の研究文脈に適するかを検討する際の出発点として活用してください。
購入時の法的・安全上の注意点は?
セランクは研究用化合物であり、米国のFDAや欧州のEMAをはじめとする主要な規制当局からヒトへの使用について承認を受けていません。多くの国で「research use only(研究用のみ)」として位置づけられており、医薬品・サプリメントとしての販売や使用は認められていません。
法的位置づけは国や地域によって大きく異なります。ある地域で研究用として合法的に入手できても、別の地域では輸入や所持に制限がある場合があります。購入前に、居住地および配送先の規制を自身で確認することが不可欠です。当サイトは特定の使用を推奨するものではなく、法令遵守は購入者の責任です。
安全面では、承認された臨床用途がない以上、ヒトへの使用に関する効果や安全性のプロファイルは確立していません。前臨床データや小規模研究の結果を、臨床的な有効性・安全性の保証と読み替えるべきではありません。動物・前臨床研究と、ヒトでのエビデンスは明確に区別する必要があります。
健康や医療に関わる判断を検討する場合は、必ず医療専門家に相談してください。本記事は教育目的の情報提供のみを目的としており、医療的助言、診断、用量の提案を行うものではありません。詳細は当サイトの医療免責事項をご確認ください。
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よくある質問
セランクはどこで買うのが最も確実ですか?
セランクの価格の目安はどれくらいですか?
HPLC純度はどのくらいを目安にすべきですか?
CoA(分析証明書)は必ず必要ですか?
セランクはどのような形態で届きますか?
EU(欧州)に住んでいますが購入できますか?
再構成後のセランクはどう保管すればよいですか?
セランクとセマックスはどちらを選ぶべきですか?
セランクはヒトに使用してよいのですか?
参考文献
- Zozulia AA, et al. (2008). Efficacy and possible mechanisms of action of a new peptide anxiolytic selank in the therapy of generalized anxiety disorders and neurasthenia. Zhurnal Nevrologii i Psikhiatrii imeni S.S. Korsakova.
- Kolomin T, et al. (2014). The temporary dynamics of inflammation-related genes expression under the action of Selank. Journal of Molecular Neuroscience.
- Volkova A, et al. (2016). Selank Administration Affects the Expression of Some Genes Involved in GABAergic Neurotransmission. Frontiers in Pharmacology.
- Kozlovskii II, et al. (2013). The neuropeptide Selank and its effect on the emotional state and cognitive functions in animal models. Eksperimental'naia i Klinicheskaia Farmakologiia.
- Medvedev VE, et al. (2015). Efficacy and safety of the sequential use of the peptide anxiolytic selank in the therapy of anxiety disorders. Zhurnal Nevrologii i Psikhiatrii imeni S.S. Korsakova.